ElastiCache は、クラウドでのメモリ内キャッシュのデプロイ、運用、および縮小/拡張を容易にするウェブサービスです。このサービスは、低速のディスクベースのデータベースに完全に依存せずに、高速の管理されたメモリ内のキャッシュから情報を取得できるようにすることで、ウェブアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。ElastiCache は、次の 2 つのオープンソースのインメモリキャッシュエンジンをサポートしています。
- Memcached – 幅広く採用されているメモリオブジェクトキャッシュシステムです。ElastiCache は、Memcached に準拠するプロトコルであるため、既存の Memcached 環境でお客様が現在使用しているツールは、サービスでシームレスに機能します。
- Redis – 並べ替えられたセットやリストなどのデータ構造をサポートする、よく使用されているオープンソースのメモリ内のキー値ストアです。ElastiCache は、クロス AZ 冗長性を達成するために使用できるマスター/スレーブレプリケーションとマルチ AZ をサポートしています。
Amazon ElastiCache は、失敗したノードを自動的に検出して置き換え、自己管理インフラストラクチャと関連付けられたオーバーヘッドを減らします。また、データベースの過負荷により、ウェブサイトとアプリケーションのロード時間が低下するリスクを軽減する回復力のあるシステムを提供します。Amazon CloudWatch との統合により、Amazon ElastiCache はお客様の Memcached ノードまたは Redis ノードに関連付けられた主要パフォーマンスメトリックスの可視性を強化します。
Amazon ElastiCache の AWS マネジメントコンソールを使用すると、数分単位でメモリ内のキャッシュ層をインフラストラクチャに追加することができます。
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AWS 無料利用枠には、Amazon ElastiCache の 750 時間分のマイクロキャッシュノードが含まれています。
Amazon ElastiCache により、非常に簡単に Memcached または Redis に準拠したキャッシュ環境をデプロイすることが可能となります。AWS マネジメントコンソールまたはシンプルな API 呼び出しを使って、プロダクション準備が整ったクラウドキャッシュクラスター機能にアクセスすることができます。インフラストラクチャのプロビジョニング、およびキャッシュソフトウェアのインストールや管理について心配する必要はありません。
Amazon ElastiCache により、パッチ管理、障害検出と復旧など、手間のかかる管理タスクが自動化されます。これにより、より価値の高いアプリケーション開発を追求することができます。
Amazon ElastiCache では、Memcached 環境または Redis のインメモリキャッシュ環境へのネイティブアクセスが可能です。これにより、既存のツールやアプリケーションとの互換性を待たせることが容易となります。
シンプルな API 呼び出しを使用するか、または AWS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで、アプリケーションの負荷に合わせて、クラウドキャッシュクラスターに対してキャッシュノードを追加または削除することができます。Memcached 向けの自動検出を利用すると、Amazon ElastiCache クラスターのキャッシュノードが追加または削除されたことを、ElastiCache クライアントが自動的に検出するようになります。
Amazon ElastiCache には、自動障害検出や自動災害復旧など、重要なプロダクションデータベースの信頼性を強化する複数の機能があります。Amazon ElastiCache は、他のアマゾン ウェブ サービスによって使用されるのと同じ、信頼性の高いインフラストラクチャで稼動します。
Amazon ElastiCache は、Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)、Amazon DynamoDB、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)、Amazon CloudWatch、Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS)など、他のアマゾン ウェブ サービスと併用できるように設計されています。
Amazon ElastiCache は、お客様のキャッシュクラスターを保護するためのセキュリティ機構を各種提供しています。
- Amazon ElastiCache は、お客様のキャッシュクラスターへのネットワークアクセスをコントロールするファイアウォール設定を構成できるウェブサービスインターフェイスを提供します。
- Amazon ElastiCache を使用すると、キャッシュクラスターを Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)内で実行できます。Amazon VPC では、キャッシュノードに使用する IP 範囲を指定することでキャッシュクラスターを切り離し、Amazon VPC 内の既存のアプリケーションに接続することができます。VPC での Amazon ElastiCache の詳細については、「Amazon ElastiCache User Guide」を参照してください。
Amazon ElastiCache により、マルチノードキャッシュクラスターを設定/管理するための管理コストを節約できます。キャッシュクラスタのキャッシュノード数を縮小・拡張することができ、アプリケーションの使用パターンの変化に応じて最適なパフォーマンスを実現することができます。それでも、実際に消費したリソースだけにお支払いいただくだけです。オンデマンドの価格設定により、長期的な契約なしで、メモリ/コンピュート能力に対して時間単位での支払いが可能となります。そのため、Amazon ElastiCache の使用は非常に費用対効果が高く、ハードウェアを計画、購入、維持するコストや複雑さから解放されます。
Amazon ElastiCache は、Redis エンジンとマルチ AZ 機能のためのレプリケーション機能を提供します。複数の AWS アベイラビリティーゾーンを活用して可用性を確保し、単一キャッシュノードの容量制約を超えるスケールが可能です。プライマリノードが喪失した場合、手動での操作を必要とせずに、より高い可用性を提供するため、ElastiCache は自動的に障害を検知し、1 つのリードレプリカへフェイルオーバーを行います。
Redis 用 Amazon ElastiCache は、クラスターのスナップショットを作成することでデータの保護に役立ちます。コンソールで数回クリックするだけで、または簡単な API の呼び出しのみで、自動スナップショットを設定したり、任意のタイミングでバックアップを開始したりできます。また、スナップショットは、新しい Redis 用 ElastiCache クラスターをシードするために使用できます。
Amazon ElastiCache は、多くの読み取りがヘビーなアプリケーションの作業負荷(ソーシャルネットワーキング、ゲーム、メディア共有、Q&A ポータルなど)や莫大な計算処理を必要とする作業負荷(レコメンデーションエンジンなど)における待ち時間やスループットを改善するために使用することができます。キャッシングは、アクセスの待ち時間を短くするためにメモリ内にデータの重要な部分を格納することにより、アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。キャッシュされた情報には、I/O 集中型データベースのクエリ結果や計算集中的な計算結果が含まれます。データ構造サーバーを必要とするアプリケーションには Redis エンジンが最適です。

